拭き掃除

 主婦と言っても名ばかりで、恥ずかしながら掃除は一週間に一度、日曜日に朝から拭き掃除をするのがお決まりです。亡き祖母は子どもの躾がうまかったのか、休みの日には掃除だけはよくやらされた。だから掃除は好きな家事の一つ。盆と正月は窓拭き、ワックス掛けも行事のひとつ。ある時、いったいうちの窓は何枚あるのかと数えたら、100枚あった。それっきり窓拭きは娘に「腰が痛いから、50肩であがらん、あなたが拭くときれい」などと都合のいい年寄りの振りをして、役割の相続をした。でも、普段の掃除だけはそうはいかないので、日曜日はいつも一人で気合が入っている。
今週は、連休遊んだので汚れもたまっていた。リビングを拭き、脱衣場、洗面所、寝室と濡れ雑巾一枚を片手に床を這いずり回る。「汚れるもんじゃなぁ~」拭きながら思い巡らす時間は結構楽しい。思いもかけない名案や、現場の忘れ物、明日の予定、年寄りの薬を拾うこともあれば、100円玉も拾う。喜んだり考えたりなんでもかんでもグルグル頭が回転して、チョッとしたリセットになる。
家事ってシンプルなしごとだと拭きながらいつも思うのは、私だけかなぁ。
以前、真壁入母屋造りの家を建てた施主さまから、「柱が黒くなった」とお叱りを頂き、棟梁と見に行った。
棟梁は「柱は生きとるもんです。外の柱は、雨もあたればごみもつく。カビがくるのは当たり前です。たまには、拭いてやって下さい。」・・・・・いとも簡単にそういわれた施主さま、「そうですか、では拭きましょう。」
あっけに取られたのは私だけだったかもしれない。多分これから先も、あの言い方は棟梁しかできないだろう。
そんな事を思い出しながら、玄関の桧の建具を見ると、なんとも恥ずかしい状態になっているじゃないの。
汚れ防止の為に自分で塗ったオイルがムラになったところが、カビが発生してなんとも哀れ・・・・・・。これならオイルなんて塗らないで、こまめに拭いた方が良かった。ごめんねと建具に誤りながら、カビを落とした。雑巾一枚で何度も拭いたら落ちるもんですなぁ。フロアーも廊下板も、建具も、畳も、確実に汚れが落ちていく。
無垢の木を使う家を造っていく事をこれからも生業とするなら、どこまでも木を大事に慈しまなければ。そのことを、施主様に伝えなければ・・・・。なんて思い巡らしながら拭き掃除の終わった床に寝そべった。
うん?天井にくもの巣が・・・・・・・・・・。
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by nagaikensetsu | 2009-05-13 17:20 | つぶやき | Comments(0)
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