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つみきのいえ

2年前から絵本の読み聞かせの会に入らせて頂いている。そこで薦められて読んだこの本『つみきのいえ

まるで「積み木」のような家。海面がどんどん上がってくるので、家を上へ上へと「建て増し」続けてきた。そんな家に住んでいるおじいさんの、家族との思い出の物語。
3年前におばあさんが亡くなってしまってひとりぼっちで住んでいるおじいさん。ある日やっぱり海面が上がってきたので、また家を造り始めました。大工道具を落としてしまったおじいさんは、潜水服に着替えて大工道具を取りに海底にもぐっていきます。そこはおばあさんが亡くなったときの家、孫たちと遊んだ日の家、娘を嫁がせた時の家、最初の赤ちゃんが生まれた時の家、二人が子どもでおおきくなって結婚した時の家が一番下の家。全部の家が積み木みたいに積み重なっています。そこには一つ一つの思い出が詰まっていてます。おじいさんは壁に咲いたタンポポを眺めながら笑います。この先もずっと家を造り続けていくのでしょうね。読んでいて胸がキュンとなりました。
by nagaikensetsu | 2009-06-03 19:18 | つぶやき
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