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明珍火箸♪

土曜日午後から思い立って、前から一度行ってみたいと思っていた明珍本舗へ行ってきました。
奈良時代から続く甲冑を作る鍛冶職人で、当主でなんと52代目。伝統の技術を守りながら、さらに時代にあった創意工夫しながら今日まで52代続いた企業構築のお手本を是非この目で見てみたかったので・・・。
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仕事場も事務所も昔のままで、姫路の古い町並みの中で営業されていました。鍛冶場では、若い53代目が二人、無心に火箸をたたいていました。「どこから来はったんですか?なんで知りはったんです?」と、手を止めず、手元を見ながらボソリと話しかけられました。奥様が対応してくださって、「すみませんねぇ、こんな汚いところで・・・。でも、世界的な仕事してるんですよ。息子が、このままでええ、昔のままやから、繁盛するんやって言うんです。」とおっしゃって、風鈴の説明をしてくださいました。NHKのドラマの効果音としても使用されたという音色は静かに心に響いてきました。
どんな職人さんも、みんな下を向いて仕事をします。知恵と腕で、物づくりをします。だからこそ、職人さんはステキです。心から尊敬しますね。生まれ変わったら、物づくりの職人になりたいなぁ・・・・・
間口を広げるだけではいけません。暖簾を守り、続けていくことが一番大事で一番難しい。と、以前改造工事でお世話になった会社の会長が、法人会女性部の講演で聞いた市田広美さんのお話をしてくださったことも思い出しました。
by nagaikensetsu | 2010-06-09 18:44 | つぶやき
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