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イナゴ天井

イナゴ天井とは・・・稲子天井と書きます。
竿縁天井板工事(合板加工製天井板の場合)板の重ねに隙間が空かない様に用いる裏面の細工の事。(重ねの上側を蟻や、メチを貼って差し込むようにして止める工法)
吉永で古民家のリフォームをしています。
DKの解体で現れたのは、藁葺き屋根特有のヤマトと、チョウナ掛けの美しい松の梁です。
中でも、初めて見たのがこの稲子天井の細工
合シャクリにした松の天井板の裏側に、合わせた部分が離れて隙間が開かないように竹の一番硬い皮に近い部分を三角な矢に削って射し込んであります。竹は勿論一番切り時のいい時に伐って干したものでしょう。虫ひとつ入っていません。この竹の矢がイナゴ(稲子)に似ているからでしょうか?
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こうする事で、天井裏のヤマトの土や藁の埃が隙間から落ちないようにしてあります。
鋸・鑿・鉋そして墨筆これだけの仕事で手間を惜しまず可能な限りの細工をする昔の大工さんは本当に凄かったのですね。新建材でできた敷目天井だの竿縁天井だのと、平気で仕上げに使っていても、その語源を突き詰めると、簡単に仕様書に使うことすら恥ずかしくなります。
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by nagaikensetsu | 2013-02-16 09:57 | 建築現場 | Comments(0)

リフォーム大中小

工事に大きい小さいは無いと、いつも思って取り組んでいるが、工事期間の長さは色々です。
年末に、25年前に新築した入母屋の家のリフォームをしました。
お風呂は焚き口のある五右衛門風呂でしたが、施工が早く何より暖かいユニットバスに。
水周りは20年を過ぎると配管が錆付き排水も漏れはじめているのが多く見られます。
浴室入口や風呂の窓台や土台は殆どの場合「白蟻」や「腐朽」にやられて、激しいところは木質部分が腐葉土のようになっています。これは、床下に基礎で囲んで中にガラや砕石を入れて締め固め浴槽を据えてあるので床下の換気がなく、タイルの目地からは常時湿ったタイルの床から湿気が降りていきサッシの下からは結露と湯気の湿気が沁みています。そのために土台が湿った状態が続き腐朽しやすくなるのです。
これを考えると、床下通気があり湿気が出にくいユニットバスは住宅の救世主とも言えそうです。
この家も、予想通りの状態でした。
配管は樹脂管を使用して、住宅の内部にある配管は全て交換しました。
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CFシートやクロスにテックスが流行した時代の台所を、施主の要望により、温水式床暖房にして、壁は珪藻土を塗り、テックスで隠れていた松の梁を磨いて現しにして天井に勾配を付けました。
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教員を一年前に退職された施主さま、これから床暖房の暖かいキッチンで、ゆっくりとお茶を楽しんで頂きたいと願いながら一ヶ月の工期を無事終了しました。

使用機器:システムバス・・・TOTOスプリノ
     給湯器・・・・panasonicエコキュート 酸素入浴機能付
     システムキッチン・・・TOTOクラッソ
     洗面化粧台・・TOTOサクア
     温水式床暖房・ダイキンヒートポンプ、ダイケンほっとエコフロア

感心したこと・・・・・・・

基礎が素晴らしく頑丈でした。立上りが500あり、地中に400入っていました。
基礎レベラー(天端を水平にするコンクリート材)も無い時代にきちんと均された基礎を見て、会長の時代に基礎を担当していた今は亡き方のことを、尊敬の念を抱きながら偲びました。
何年経っても仕事は残り、後人に評価を受けるものです。
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by nagaikensetsu | 2013-02-15 18:20 | 建築現場 | Comments(0)