『家族のパレット』視線をずらすと・・・

百日紅の花が満開の夏の頃、絵の具のパレットのような真っ白な家が完成しました。
f0207213_18221410.jpg

完成写真というのは、外観やリビングやメインルームに注目が集まります。ちょっと視線をずらすと、職人たちの工夫が見えてきます。尾引き天井は天井が2階の床になります。(昔の家のお蚕さんの為の小屋裏の造りが尾引き天井です。)尾引きの構造材を全部見せて天井代わりの床板30㎜を張っています。一番苦労するのが、電気工事です。このおしゃれなペンダントも、昔の配線で使われたガイシ引きの工法です。
f0207213_1928458.jpg

リビングから玄関への建具は、杉材で障子の組子の中でも砕けた感じの障子のデザインにしました。子どもたちがのびのび過ごせるように、杉の腰板をつけました。
f0207213_18355919.jpg

和室の内障子も間仕切りと揃えて組子を吹き寄せにしました。
f0207213_18441242.jpg

水廻りの建具は、シナ合板を底目地にして、框風。立体感を出しました。
f0207213_18471929.jpg

明りの欲しい勝手口への引き戸はツインカーボで軽量安全に心がけました。
f0207213_18491419.jpg

水廻りですが、トイレは男の子もいるので、掃除し易さを考えて床はタイル張りです。手洗いの付くカウンター側の壁もモザイクタイルで可愛らしく仕上げました。水の飛び散りも安心です。
f0207213_193595.jpg

洗面所のカウンター下には扉を付けて、掃除道具や洗剤も楽々です。ご主人の小物もこの下に入れられていました。内貼りも杉板張りです。
f0207213_198610.jpg
f0207213_1991213.jpg

1坪の納戸には押入れ棚を付けポンポン放り込める『ナンゾ隠し部屋』です。
f0207213_19141482.jpg

2階子ども部屋は4畳半ですが、ロフトに繋がる勾配天井で空間の豊かさを実現しています。「押入れが取れない分、ロフトが欲しい」と仰る施主さんが増えています。大人や高齢者には不便な梯子の上がり降りも、子どもや若者にとっては、ワクワクする空間なのです。学習机も、TV・PC台を兼ねて造りつけました。その横にそれぞれW1500のクローゼットを用意しましたから、洋服の整理は自分でできるようになるかしら?
f0207213_19202194.jpg

玄関の格子も、塗装職人が現場で調色して、玄関ドアに揃えました。
f0207213_1930529.jpg

1月に上棟して、途中急ぎの現場完成に職人を投入したこともあり、真冬から真夏まで通って完成した家です。造成の為に移植された庭木で残ったのが、ハナミズキ3本と、この百日紅(サルスベリ)でした。
これから、家族と同じ毎年毎年花を咲かせ、時を刻んで成長するんですね。
f0207213_1935103.jpg

[PR]
by nagaikensetsu | 2016-12-12 19:36 | 建築現場
<< ペットと暮らす・・・リビングで共に セカンドハウス上棟完成までの一... >>